~たんぱく質やカルシウムの摂取量が少ない~
子供の8割は小食で、食事の内容を調べてみても、たんぱく質やカルシウムの摂取量が少なすぎる子供が多いです。子供に十分な栄養を与えるにはどのようにすればいいのか?
~これさえ食べればいいとは限りません~
何を食べたら背が伸びるのか?みんなよく考える事です。しかし、残念なことに、たった1つの食品だけで身長が伸びるということはないのです。
例を言えば、卵はたんぱく源としてはかなり優秀ですが、食べすぎるとコレステロールが多くなります。牛乳はカルシウム豊富ですが、飲みすぎると肥満になったり、食欲が落ちたりします。ナッツ類はマグネシウムがたっぷりですが、食べすぎると思春期が早まるとの説があります。
完全な食品はありません。偏食にならないようにバランスよく栄養を摂ることが大事なんです。
~バランスの良い栄養が大切です(^^♪~
【6個の基礎食品群を意識して料理をしましょう!】
子供の身長が伸びる為には栄養管理と基本的な知識が必要です。
そしてどの食品がどの分類か、又どのような働きをしているのかを知っておきましょう。
ご飯を作る時は食品を6個に分けて、個々のバランスを考えるように慣れていきましょう。
【6個の基礎食品群】
1群(たんぱく質が豊富な食品)、2群(カルシウムが豊富な食品)、3群(緑黄色野菜)、4群(淡色野菜・果物)、5群(砂糖・穀物・いも類)、6群(油脂類・脂肪の多い食品)。
~たんぱく質は特に重要です!~
日本人の平均身長が増加したのはたんぱく質のおかげなんです。
食事は各種の栄養を考えてバランスよく摂取することが大事ですが、特に大切なのがたんぱく質なのです。英語で「プロテイン」と言い、ギリシャ語では「もっとも重要」と意味します。
たんぱく質は骨や筋肉などの材料になり、そして成長ホルモンの分泌を促す作用もあります。
日本全体の栄養状態はかなり高い水準になっています。しかし、個人のレベルで見てみるとかなり偏った食生活が見受けられます。特に子供達の食生活には様々な問題があり、インスタント食品やスナック菓子等の摂り過ぎには気を付けましょう。
骨が伸びるためにはたんぱく質が必要で、骨を強くするにはカルシウムが必要です。
~どの程度たんぱく質が必要なのか?~
身長を増加させるのにたんぱく質はかなり大切な栄養ですが、どのくらい必要なのか?
①たんぱく質が豊富な食品を覚えましょう。
②子供が肉や魚が苦手な場合、牛乳や豆類でたんぱく質を摂取しましょう。
③たんぱく質を多く含む食品は、脂肪も多く含むことがあるので気を付けましょう。
④たんぱく質は摂取しすぎてもよくありません。肥満になったりカルシウムが体外へ多く排出されたりします。
⑤運動量が多いスポーツをしている場合、少し多めにたんぱく質を摂取しましょう。
成人のたんぱく質必要量は【体重×1.08】で算出します。
子供の必要量はこの式で求めた量よりも多くなります。子供は体のわりに多くのたんぱく質を必要とします。
例をあげると、牛乳1杯と卵1個でたんぱく質12gが摂取でき、この量は7歳の子供の1日必要量、20%に相当します。